FreeBSDのインストール
本記事は、FreeBSD の設定手順を解説するシリーズの一部です。
ここでは、ConoHa VPS 環境に FreeBSD をインストールする手順を記録します。
検証環境は FreeBSD 14.3-RELEASE を使用しています。
ISO ファイルのアップロード方法については、本記事では扱いません。
ConoHa VPS 以外の VPS や実機環境でも、基本的には同様の流れで進められる内容です。
インストール準備
使用環境
- 使用した ISO
FreeBSD 14.3-RELEASE amd64 bootonly.iso - VPS 環境
ConoHa VPS(ISO をアップロードして使用) - インストール操作
ConoHa の VNC コンソールを使用
インストーラー起動後は、FreeBSD 標準のテキストインストーラーである bsdinstall が表示されます。
以降は画面の指示に従って操作します。
インストール手順と選択内容
以下は、FreeBSD 公式インストールマニュアルの流れに沿って進めた手順と、実際の選択内容をまとめたものです。
基本的には自動で進行しますが、いくつか判断が必要な項目があります。
キーボードレイアウトの選択
- 使用キーボード:英語(US)配列
- 選択内容
- vt 環境:
us.kbd - syscons 環境:
us.iso.kbd
- vt 環境:
日本語キーボードを使用する場合は、jp.kbd(vt)や jp.106.kbd(syscons)を選択します。
入力テストで問題ないことを確認してから進めます。
ホスト名の設定
例:
myserver.example.com
ホスト名はログや通知メールにも表示されるため、用途が分かる名前を設定します。
インストールするコンポーネント
- 選択内容:デフォルトのまま(変更なし)
通常用途であれば、base system / kernel / lib32 などのデフォルト構成で問題ありません。
ディスク構成の選択
- ディスク構成:Auto (UFS)
- パーティションスキーム:GPT
ZFS も選択可能ですが、本環境では VPS でのシンプルな運用を想定し、UFS + GPT を選択しました。
root パスワードの設定
- 強度の高いパスワードを設定(再入力あり)
VPS 環境でも、VNC コンソールからのログインに備えて必ず設定します。
ネットワーク設定
- NIC:自動認識
- IP 設定:DHCP
- IPv6:無効
特に設定変更は行わず、自動設定のまま進めました。
タイムゾーンの設定
- システムクロックは UTC ですか?:No
- 地域:Asia
- 国:Japan
- JST を使用しますか?:Yes
これにより、cron の実行時刻やログが日本時間(JST)で管理されます。
サービスの選択
- 有効化したサービス
- sshd
- ntpd
SSH によるリモート操作と、時刻同期をすぐに利用できるようにしています。
セキュリティ設定
- 有効にするオプション:なし
FreeBSD 14 では dma が標準 MTA です。
Postfix 導入までは、cron やセキュリティ通知などのメール配送を受け取れる状態を維持します。
また、Web サーバーも同様のメール送信があるため、この時点では Sendmail の無効化は行いません。
一般ユーザーの作成(任意)
- wheel グループに所属するユーザーを作成可能
SSH ログイン時に root を直接使用したくない場合は、作成しておくと便利です。
インストール完了後の確認
インストール完了後、再起動を行います。
ConoHa VPS の VNC コンソールからログインし、root または作成したユーザーでログインできることを確認します。
まとめ
FreeBSD のインストールは、画面の案内に従えば問題なく完了します。
一方で、ディスク構成やキーボード配列、タイムゾーンなどは迷いやすいポイントです。
こうした選択内容を記録しておくことで、将来の再構築や検証時に役立ちます。
